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自分が自分の敵になるとき ―なぜ自分を否定してしまうのか?-

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カウンセリングにいらっしゃる方の多くは自己否定感に悩んでいます

 

 

あなたは、自分のことが好きですか? 自分の長所をいくつ挙げられますか?

もしあなたが自分のことが嫌いだとしたら、それは良いことでしょうか?

今回はその点について、少し考えてみたいと思います。

 

 

 

自分を責めるのはなぜ?

 

 

自分についダメ出しをし続けてしまう、その理由は、その人自身の人生にあるといえるでしょう。

自分が生きる中で関係を持った人たち(特に深い関係は親といえますね)に言われた言葉、

また、「こうでなければならない」という無言のプレッシャーを私たちは学び、記憶します。

それをばねにして、反骨精神で生きる、という人もいるでしょう。

でもいつの間にか本来持っていたはずの翼を失ってしまった、と感じる人が多くいるのも事実です。

 

何かを言われると、すぐに自分を責めるといったクセがついてしまったのは、ある意味、仕方のないことなのかもしれません。

 

しかし、なぜ自分を責めるようになったかということを紐解いていくと

思考のメカニズムが見えてきます。

 

自分を責めるクセを直すというよりも、思考のメカニズムを理解して新たな考え方のクセをつけて上書きしていくことが重要になるのです。

 

 

なりたい自分になるために・・・

 

 

 

 

なりたい自分に近づくために

「向上心を持ち、成長するためにも、厳しい目で自分を見ることが必要だ」と考えたり、

あるいは「ナルシストにはなりたくない」と考える人もいるかもしれません。

 

しかし、例えば前者の場合には、まったく逆のことがいえます。

もし、あなたが本当に自己成長を望むなら、自分を否定し続けることは成長とは違う方向へ進んでしまうでしょう。

 

なぜなら、自分を受け入れるという視点や、現状を肯定する視点がないと、

現実にしっかりと向き合う心の基礎を持つことができないからです。

まずは自分を知り、好きな自分も嫌いな自分も受け入れることから先に進む道が見えてくるのです。

自分に厳しくするあまり否定を続けていると

「こういう風にありたい」と願っても、せっかくの変化の機会を逃してしまいます。

 

 

 

また、後者の場合、実はナルシストを批判している自分がいます。

 

他者の視点を自分を評価する材料としているため、自分の感情を抑え、何をやるのもつらく、ときには罪悪感すら芽生えます。

そういった感情の蓄積が怒りとなって爆発するのです。

すると、抑え込んだ感情がコントロール不能となり周りの人に向かってしまいます。

その時には、今まで自分が傷ついた言葉を、気づかないまま周りに言ってしまっていることがあるのです。

 

「言う」という行為により、自分の過去の記憶を呼び起こし、さらに自分を傷つける、という悪循環に陥っていきます。

 

感情を抑え込みすぎてコントロール出来なくなった感情を言葉で解き放ってしまったときに、相手を気づつけてしまったという体験が重なります。

 

この言葉と体験が重なることで、考え方というのが生まれてきてしまい、一度悪い方に傾くと悪循環に陥りやすくなってしまうのです。

 

 

 

 

どうすれば自分を否定しなくなるか

 

 

 

 

まず、自分に対して平等であるか、厳しくなりすぎていないか、ということに気づくことから始めてみます。

その背景には、不安があります。

不安にとらわれてダメだと断定するまえに、その不安を解消する糸口を探りましょう。

 

また、否定的な言葉を別の言葉で言い換えてみるのも一つの方法です。

自分の解釈をひっくり返してみると、いろいろなことが見えてきます。

 

 

ある実践方法として、瞑想の種類で「ジャーナリング」というものがあります。

1~3分間、時間を決めて頭に浮かぶすべての物事をただ書いていくというものです。

書き終わった後、「と思った」と書き足します。

それを読んでみると、自分がどのように解釈しているのか、またどんな思考のクセがあるのか、客観的にみることができます。

 

 

そのほかの方法として、その言葉を自分が好意を持つ人に言ってみたらどう思うか、と考えてみるものもあります。

自分が一番自分を知っている、という考えから少し離れてみるのです。

自分が好きなあの人と同じように、自分には長所も短所もあるけれど、その人すべてを嫌う必要はない、ということに気づけるはずです。

 

起こった出来事に対して、それ以上でもそれ以下でもなく、その場その場で対処していけばいいことだ、という視点を持てるはずです。

 

自己肯定感を高めるためにカウンセリングも有効な手段

 

これまで紹介したことは、一般的に言われている方法です。

 

この一般的な方法を試して見て難しい場合は、「カウンセリング」を検討してみるのも一つの手段です。

 

カウンセリングとは、「心の回復」です。

自分を否定しなくなるために、考え方のクセを変えていくことは有効な手段ですが、考え方のクセを変化させていくために重要なことがあるのです。

 

それは、「心の余裕」なのです。

 

考え方のクセを変えていくということは、今までの自分に無い習慣を身につけていくということです。

今までに無い習慣を身につけるということは、「大きなストレスをかけてトレーニングをする」ということを意味しています。

 

大きなストレスをかけてトレーニングをするためには、

 

「心の余裕」がある状態でないとうまく進めることが出来ないのです。

 

一度取り組んで挫折してしまった場合や、脳が疲れて考えられなかった場合などは

 

カウンセリングからスタートすることも考えても良いかもしれません。

 

時間がかかるかもしれませんが、成果が出しやすい方法なのです。

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