心が弱いからカウンセリングで強く!?
仕事で頑張りすぎたり、我慢しすぎたりすると心が悲鳴をあげてしまいます。
心が悲鳴をあげるということは、うつの症状が現れてくるということになるのですが、カウンセリングを受けにくるほとんどの人が「心が弱いから強くしたい」というお話をされます。
このように考えるケースは多いのですが、実は「心が弱い」からうつ症状が現れているわけではなく、「心が強い」からうつ症状が現れているのです。
うつ症状が現れているのに心が強い?
うつ病になりやすい人に「まじめな人」が多いと言われています。
まじめな人は、愚痴を言わずに頑張っていたり、出来ないところを克服するために日々頑張っている人が多くいらっしゃいます。
ハードな環境でも一生懸命頑張り続け、責任感を持って取り組んでいることが多いのです。
周りに弱音を吐いたり、息抜きをしたりすることが出来ず(してはいけないと思っている)にいる人がキャパを超えてうつ病になってしまいます。
うつ病になった原因を探ると「心が弱い」という要素がないのですが、「うつ病になった」=「心が弱い」と考える人が多いのです。
大変な環境で頑張り続けたこと、弱音を吐かず頑張ったことは「すごい」ことであり、「心が強いから今まで耐えることが出来た」と考える必要があります。
お仕事で心のバランスを崩してしまった場合は、まずどのような働き方をしてきたのかを一緒に振り返っていきましょう。
上司には「心が弱い」と言われるかも知れませんが、それは「うつ病=心が弱い」という固定概念からくるものかもしれません。
職場のお悩み専門カウンセリング「ムーア」では、お話をお聴きしながら判断しあなたにあったカウンセリングを考え進めていきます。
心が強いのにうつ病に?
心と別のお話になりますが、日本は地震大国と言われています。
建築物には耐震基準があり
「建物の強さ」:地震力に耐える「頑丈さ」
「建物の粘り」:地震力を逃す「しなやかさ」
があります。
心も同じで
「心の強さ」:ストレスに耐える「頑丈さ」
「心の粘り」:ストレスを逃す「しなやかさ」
ということになります。
耐震基準は、「頑丈さ」と「しなやかさ」の両方が必要であるのと一緒で心も「頑丈さ」と「しなやかさ」が必要になります。
そこで、もう一度考えてみてください。
大変な環境で頑張り続けたということは、逃げ出さず頑張りすぎてしまい「うつ病」になってしまったり、愚痴や不満を言わずにストレスに立ち向かった結果「うつ病」になってしまった可能性はありませんか?
この場合は、「心が弱い」ということでなく、「心が強く」ストレスに耐え頑張りすぎてしまったことが原因なのです。
ストレスを逃す「心のしなやかさ」が無かったことが原因となるのです。
「心を強くする」と考える人が多いのですが、実はすでに心は強いのです。
このようなケースは「心のしなやかさ」を身につけていくことで「うつ病」や「心の病」は回復に向かいます。
「心の強さ」を活かすために「しなやかさ」を身につけていきましょう。
うつ病になってからでは「心の回復」から始める必要があるため、1年〜3年かかってしまいます。
心の不調が現れたら「しなやかさ」を身につけることを考えていただけたらと思います。
札幌のカウンセリング・職場の悩み相談ムーアの取り組み
うつの症状が現れたら、メンタルヘルス・カウンセリングコースがおすすめです。
うつ症状が現れた時は、心が疲労している状態です。
まず、心の疲労を回復していくための方法をカウンセリングで対処していきます。
そこから、「心のしなやかさ」を身につけていくことをオススメしています。
もともと「心の強さ」をまず自分自身で認め、しなやかさをプラスするで症状を和らげることが出来ます。
うつ病になってからでは、年単位で時間を要してしまうので、心の不調が現れたらご相談ください。