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「周りの人はうまくやっているのに自分は…」と思った時の対処法

こんにちは。札幌にある「職場のお悩み専門カウンセリングサロン ここから」です。
ブログページをご覧いただきありがとうございます。

今日は「周りの人はうまくやっているのに自分はできない」という気持ちで辛くなった時の対処法や考え方についてお話ししていきます。



人と比べて落ち込んでしまう時の心の状況

  • 「周りの人はうまくやっているのに自分は…」
  • 「周りの人は幸せそうなのに…」
  • 「自分ばかり辛い気がする」
  • 「みんなは楽しそうに生きているのに自分だけ暗い…」
  • 「なんで自分はこんなにうまくいかないんだろう?」

という時は、人と比べることによって劣等感が出ている状態です。

このような考え方になる原因としては、大きく2つ挙げられます。
一つは、もともとの自信の無さからネガティブ思考になっている場合。
もしくは、今一時的に辛い状況にあり、自信を無くしてしまっている場合です。

本当に「周りはうまくいっている」のだろうか

カウンセリングでご相談をお受けする中では、「みんなは実際どうなのか知りたい」「みんなはどう考えているのか知りたい」というお話しもよく伺います。
その背景には、SNSが普及し人生の良い面だけを取り上げた投稿を目にする機会が多くなったことがあるようです。反面、コロナ禍などで友人や親戚と集まる機会が減ってしまい、周りの愚痴や困っている話などを聞くことが減ってしまったため、「周りの状況がわからない」ということが増えていることも挙げられます。

そういった影響もあって、今までよりも「周りはうまくいっている気がする」と考えやすくなっていることがあるようです。

しかし、実際周りの人は本当にみんなうまくいっているのでしょうか?
お一人お一人の状況はわかりませんが、少なくとも「うまくいっていることもあれば、不安なことや心配なこと、ストレスもそれなりにある」というのが大体の人の状況ではないでしょうか。

しかしながら、自分自身が冷静な時は、「みんな言ってないだけ、見せてないだけで、それなりに大変なことや辛いことはあるだろう」と思えていても、自分自身が辛くてどうしようもない時には、「なぜ自分は…」「なぜ自分ばかり辛い思いを…」と考えてしまうものです。

では、そういった辛い考え方になっている時にはどのような対処法を取ることができるでしょうか。初めに取り組んでいただきたいことから順番に3点お伝えしていきます。

対処法①:ストレスを減らす

まずは、ストレスを減らすことから行わなければなりません。ストレスが溜まっていると、自分の心を守るために自分中心の視点で物を考えるようになり、視野が狭くなります。そのため、正確な周りの事情や状況は把握できていない場合にも、「周りはうまくいっていて自分ばかりダメだ」という考えに傾いてしまうのです。

ストレスが多いまま楽になることはありませんので、まずは視野を広くして楽な考え方をするためにも、ストレスを減らしましょう。

具体的なストレスを減らす方法

  • ゆっくり睡眠をとる
  • ストレッチやウォーキングなど、軽い運動をする
  • 趣味に没頭する
  • カウンセリングで自分の気持ち話したり、家族や友人と会話をする
  • 片付けや掃除をする
  • 辛い気持ちを紙に書き出してみて考えを整理する

上記はストレスを減らす方法の一例です。これらの方法の中でも、自分にとって苦手なことをするとストレスが減るどころか、ストレスが増えてしまいます。例えば、なかなか寝付くのが難しかったり、早くに寝ることが苦手なのに、「ストレスを減らすためにたくさん寝なければ。そのために早く寝ないと。」と考えることで自分自身にストレスをかけてしまうことに繋がりかねませんので、様々な方法の中から自分に合ったストレス解消策を探しながら実践していきましょう。

対処法②:自分の得意不得意を知る

人と比べて確認する自信ではなく、ありのままの自分を受け入れた上での自信がなければ、辛い考え方へ傾きやすくなってしまいます。

人には誰でも、できること・できないこと、得意なこと・不得意なことがあります。
この【不得意なこと】を認めないで頑張ってしまうと損なのです。

どういうことかというと、「苦手なのに頑張ってできるようになった!」という自己評価をする機会を逃してしまうということです。
「このくらいできて当たり前」「みんなも当たり前にできている」という考え方だと、せっかく苦手や不得意を克服してできるようになっても、自信につなげることができなくなってしまいます。

ですから、自分の得意不得意を知って認めることが大切です。
得意は自信に、不得意は自信をつけるチャンスに変えていきましょう。

対処法③:割り切って不得意を避ける or 苦手を克服する努力をする

自分の得意不得意がわかったら、その先にどうすれば良いかというと、大きく分けてふた通りの方法があります。

一つは「できないものは仕方ない」と割り切って不得意を避けることです。
これは、自分にとってストレスとなりやすいことを避ける方法です。
例えば、人と話すことが得意ではないとわかったら、人と話す機会の多い接客等のサービス業ではなく、作業系の仕事を選んで働くといった方法です。

しかし、苦手なことや不得意なことは避け続けると、その能力が衰えたり、周りとの差ができてしまったりすることで自信を持てない要因となってしまう場合もあり、「できないものは仕方ない」と割り切ることが難しくなることがあります。例えば、人と話すことが必要な場面でうまく話ができなかったり、話したいと思えなかったりと、苦手や不得意なことについてのハードルが上がってしまう可能性があり、「なんで自分はうまくできないんだろう」と自信を無くすことにつながることもありますので注意が必要です。

二つ目は、苦手や不得意を克服する努力をするということです。
ただし、この時にも注意点があります。それは、【ストレスが多い時には苦手を克服しようとしない】ということです。
ストレスが多い時に苦手や不得意を克服しようとすると、少しでもうまくできなかった時に「やっぱり自分にはできないんだ」とネガティブ思考に傾きやすくなってしまうため、余計に辛くなってしまい努力しにくくなってしまう状況といえます。

苦手や不得意を克服しようとする場合には、【頑張れる時に頑張る】のがポイントです。
頑張れる状況を作るために、ストレスを減らすことから取り組みましょう。

ここからの『心の負担が少ない自己成長コース』では、そういった辛い思いや心への負担を少なくするためにストレスを減らすところから取り組み、苦手を克服する取り組みまでを継続して行っていきます。

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