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仕事に行きたくなくなる原因ランキング TOP5

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こんにちは。札幌にある「職場のお悩み専門カウンセリングサロン ここから」です。
ブログページをご覧いただきありがとうございます。

「仕事に行きたくないけど、なんで行きたくないのか自分でも理由がわからない」
「朝起きるのが辛い」
「仕事のやる気が出ない」
「仕事に行く前から疲れた感じがする」

ご相談を受ける中で、上記のようなお話をお伺いすることがあります。
何が原因となって、これらの症状や気持ちにつながっているのでしょうか。

お話を聴いていく中で「これが原因なのでは?」と相談者さんと一緒に見つけていくことができたものを、多い順に1位〜5位までランキングを付けてみました。

もしかするとご自身では気づいていない、意外な原因もあるかも知れませんので、原因に気づいて少しでも楽になるためのきっかけになりましたら幸いです。



《第5位》仕事にやりがいを持てていない


第5位は「仕事にやりがいを持てていない」です。
今しているお仕事は、本当にやりたいことですか?ということです。
もちろん、仕事をする上では「やりたい」「やりたくない」だけでなく、お金や生活のために仕事をしなければならないということもありますから、したい仕事だけをできるわけではないと思います。

しかしながら、そのお仕事をする理由が「お金や生活のために」という理由だけだと、自分の働きに対して給料が見合わなかったタイミングで急にやる気がなくなるということが起こりやすくなります。

例えば、年間の繁忙期や、何かのトラブル対応で仕事量が増えた時、急に人員が足りなくなって自分の仕事量が増えた時などです。
そうなると、「お金や生活のために」その仕事を続けるのを困難に感じてしまい、仕事ごと嫌になってしまうことが少なくありません。

他に何か一つでもいいので、下記のような仕事の中での楽しみや、やりがいがあると良いかも知れません。

・好きなものやことに携わることができる
・人から感謝されて嬉しい瞬間がある
・人の役に立てている実感がある
・目標を達成する達成感がある
・ライバルがいて、勝ちたい気持ちがある
・自分のできることが増えていくのが楽しい
・職場の人間関係が好き
・勤務時間の自由がきく職場なので、趣味との両立ができる

「昔はやりがいもやる気もあって、もっと楽しく仕事をしていたんだけどな…」という場合には、他のことでストレスや疲れが溜まっていて余裕がないために、本当にやりたいことにまで手が回っていないのかも知れません。

また、年齢を重ねて管理職になったが、人をまとめるよりもプレイヤーとして自分が活躍する方が性に合っていたというお話もよく聞きます。

自分のやりたいことができる仕事かどうか、今一度見つめて工夫ができないかどうか考えてみても良いかも知れません。

《第4位》嫌いな業務、苦手なことをしなければならない業務がある


日々の仕事の中で、嫌いな業務や苦手なことをしなければならない場合には、ストレスが溜まりやすくなり、「仕事に行きたくない」と感じやすくなります。
しかし、実際は苦手なことをしていたり、嫌だなと思う業務が多かったりする仕事をしていたとしても、自分自身では、「好きな仕事をしている」と考えている場合があるのです。

例えば「子どもが大好きで保育士になりました」という場合、確かに大好きな子どもに携わるお仕事は楽しいことも多いかと思います。
しかしながら、保育士のお仕事というのは、直接子どもに関わる時間ばかりではなく、保護者対応、指導案作成などの事務作業や掲示物の作成、ピアノや発表会でのダンスの練習など、様々なことを行わなければなりません。

直接子どもと関わる業務では、好きなことなのでやりがいを感じやすかったり、「好きな仕事をしている」と実感しやすいかも知れませんが、掲示物の作成の際に「手先が不器用であまり絵が得意じゃないな」と思っていたり、「文章を考えるのは苦手だな」と思いながらお便りや連絡ノートを書いていたら、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。

このように、自分では「好きな仕事」をしているつもりでも、意外と嫌いなことや苦手意識のあることを日々行なっている場合もあります。
仕事の中での「好きな場面」の割合が勝っている時には、仕事が楽しく感じられますが、「嫌いな場面」が多いシーズンやタイミングにはいつも以上にストレスが溜まりやすいので、注意してストレスケアを行うことが必要です。

《第3位》職場以外の人間関係で疲弊している


「職場以外のことなのにそれが原因で仕事に行きたくなくなるの?」と意外に思われるかも知れませんが、職場以外の人間関係での疲労が原因で「仕事に行きたくない」と感じる場合も結構多いのです。

頭も体も一つですから、家で溜まった疲れというのは、職場へと場所が変わってもついてきます。家の疲れを家の中に置いて出勤することはできないのです。
そのため、「仕事までできる心身の体力残ってないな」と本能が感じて、「仕事に行きたくない」という感情によって心身を休めるように指令を出しているのです。

夫婦関係・子育ての悩み・親子関係・介護など、職場以外の人間関係は、特に一時的なものではなく、長期的な問題による疲れが溜まっている場合が多いので、仕事以外でも疲れている時には思い切って仕事を休んで一人の時間を作ったり、心身を休める時間を確保する工夫が必要と言えます。

《第2位》転職したいと思っているが、転職できない理由がある


「転職したいけど、できない」には様々な理由があります。

・次の仕事が見つかる間の経済的な不安
・転職をしたら給料が下がるのではないかと不安
・子どもにお金のかかる時期で、今の安定した収入を手放せない
・辞めると言ったら、上司になんて言われるかが怖くて言い出せない
・辞めたら周りに迷惑をかけてしまうと思う
・転職してもまた同じこと(人間関係など)で悩むのではないかと思う
・苦労して就いた職業なので辞めるのがもったいない
・親や家族に転職を反対されている、反対されそう
・自分には他に働ける所が見つからない気がする
・転職できるだけのスキルがない
・転職活動をする時間や気力がない
・転職して何をしたいかが決まっていない

これらは「転職できない理由」でありながら、実は日頃から意識している悩みが隠れている場合が多いのです。

・生活や老後の経済的な不安を感じることが多い
・子育ての悩みがある
・職場の人間関係の悩みがある
・人の目が気になって生きづらさを感じることが多い
・コミュニケーションや人付き合いに自信がない
・目指していた職業だったけれど、実際になってみたら想像と違ってショックを受けている
・別の職業にすれば良かったという後悔がある
・親や家族に自分のやりたいことや本音を言うことができない
・自分に自信がない
・得意なことや技術がないことがコンプレックスになっている
・疲れすぎていて何もできなくて自己嫌悪になることが多い
・やりたいことがない、楽しいと思ったり興味が湧くものが少ない

これらの悩み自体が、日頃のストレスの原因となっている可能性があります。
「転職したいけど、できない理由」や抱えている悩み事は人それぞれですので、個別にカウンセリングの中でどうしていくと楽になれそうかを一緒に考えていきます。

《第1位》職場の人間関係


圧倒的第1位は、職場の人間関係です。
職場環境=人間関係と言っても過言ではないほど、人間関係は仕事に対するイメージに大きく影響します。

例えば、職場に次のような人間関係があると「仕事に行きたくない」気持ちが強くなりやすいでしょう。

・怖い人がいる
・会いたくないと思う人がいる
・気分屋で機嫌によって言動が変わる人がいる
・イライラを言葉にしたり音を立てて表に出す人がいる
・人の意見を聞き入れない頑固な人がいる
・考えや価値観が合わない人がいる
・一緒にいるとなぜか疲れたりイライラする人がいる
・敵対視されている感じがする
・孤独感や孤立を感じる
・人間関係がうまくいっていない不安がある

これらの人間関係について、職場の一部の信頼できる人や家族や友人に相談できたり、愚痴を言い合えたりすると、ストレスの発散をすることができるかと思います。

しかし、人間関係については「自分が悪いから仕方ない」と自信を失っている人も多く、その人間関係が自分にとって大きな負担になっていることに目を向けていない場合もあります。
そうなると、「自分が悪いからうまくいっていないのに、仕事に行きたくないと思ってしまって自分は弱い人間だ」と自分を責めてしまうことにも繋がりかねません。

人間関係は、誰か一人の努力やどちらか一方の歩み寄りではうまくいきません。
双方の努力と歩み寄りがあってこそですから、人間関係がうまくいかない時に自分ばかり責める必要はないのです。

5つの原因に対する2つの解決策

ここまでお読みいただきありがとうございます。
ランキングが思っていた以上に長くなってしまったので、解決策については次の記事に更新したいと思います。引き続きご参考にしていただけましたら幸いです。

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