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人事考課で自信喪失

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人事考課で評価が低く、自信を喪失

 

先日、知り合いのAさんからこんな悩みを打明けれれました。

Aさんは30代前半で4年制大学卒業後、大手通信機器メーカーに入社し、その後結婚。

今年の4月に営業部の主任に昇進し順風満帆にキャリアを積み上げていました。

 

つい先日人事考課があり、主任として最初の結果通知を受けたと言うことでした。

その結果は予想していたよりもかなり厳しい評価で、自信を喪失

 

 

主任として希望に満ちたスタートを切ったはずだったのですが、この人事考課がきっかけで将来に迷いを感じ、すっかり自信も失い、これまで信頼していた上司への不信感も生まれてしまいとても苦しそうでした。

 

職場での自信喪失もカウンセリングが必要?

 

知り合いのAさんは、一通話をしたところで「なんか、聞いてもらってすっきりした」と言いました。

実はこれ、カウンセリングに来たかたから一番よく聞く声なのです。

 

カウンセリングを検討している方から「カウンセリングって何をするの?」という問い合わせをよくいただきます。

 

「話をするだけなんでしょ?」ということも良く言われます。

 

その通りでありますが、実はお話をすること「ストレスを身体の外に出す(ストレス発散)」という効果があるのです。

 

ストレスを身体の外へ言葉として出すことで、心に若干の余裕が生まれてくるのです。

 

「ただお話をするだけ」ということなのですが、自分の気持ちを吐き出す場所がなかったり、話をしたら「アドバイス」が返ってきて逆につらくなってしまうことが多かったりするのです。

 

カウンセラーは、傾聴のスキルを身につけています。

 

「ただお話をするだけ」と考えてしまいがちですが、お話をすることでストレスを言葉にして外に出す効果があり、「心の余裕」を得ることができるようになります。

 

心に余裕ができることで、物事を違う角度からも見ることができ(視野が広がる)現実は変わっていないのですが、違う選択肢や捉え方をすることができるようになるのです。

 

まずは、カウンセリングでお話をするということは、「視野を広げる」効果があり次に繋げる最初のステップでもあるのです。

 

自信喪失からの脱却

 

何度かカウンセリングを行うと、最初より客観的に今回の出来事を捉えられるようになってきたので「人事考課」について一緒に整理していくことになりました。

Aさんに大きなショックをもたらした人事考課でしたが、職場から求められる評価基準がはっきりする利点があることや、その結果を受けて次のステップアップへ繋げなどられる点など、良い点を出し合いました。

 

そこで、Aさんから「主任になったんだから、今までの延長じゃ足りないんだ」という言葉が

 

人事考課は職場から求められる評価基準がはっきりしているのが良いところなのですが、多くの人に適応できるように含みを持った形の形式になっていることが多いのです。

 

今までの努力が認められ主任に昇進したのですが、今までのやり方では主任として求められていることが違うのです。

 

しかし、人事考課では多くの人に適応できるように作られていることが多いため、今までと同じまたはそれ以上に頑張っているのに認められないというケースは「役割が変わっている」ということに気づいていなく、今までと同じ仕事の仕方をしてしまい評価が低くなってしまっていることが多いのです。

 

人事考課でもたらされた、主任になる前とあとでは求められれる役割が違うという気づき。これをきっかけに数年後自分の描くキャリア像などを話ていきました。

 

なんどかセッションを進めていくことで、最初の自信喪失していたとは思えない前向きな表情となりとても嬉しい出来事でした。

 

最初のカウンセリングで視野を広げ、そこから問題の把握、キャリアデザインへと繋げ最終的に自信を取り戻し前向きな気持ちに向かっていきました。

 

今回の例では、まず「自信」をつけるではなく、「自信喪失」に伴い「心」の疲労を和らげることからスタートとなります。

「心の疲労」を和らげることで、心に余裕が生まれ視野が広がり、物事を違う角度から見たり捉えたりすることができるようになります。

その状況から、現状把握をしキャリアデザインへと繋げていくことで最終的に自信を取り戻していくことに繋がってきます。

 

今回のカウンセリング・キャリアデザイン

今回の件のコースを紹介(ご本人に許可を頂き紹介させて頂いています)

 

1回目 お悩み相談

現状についてお話をいただき、その時の感情などを吐き出していただきました。

心の疲労回復について取り組む

 

2回目 お悩み相談

初回カウンセリング終了後の気持ちの変化や、心の疲労回復の取り組みや実感した効果の確認。

 

3回目 キャリアデザイン

ある程度心に余裕ができたため、自己肯定感を高めるために「キャリアトランプ」を実施。

自分を知ることを中心にセッションを行いました。

 

4回目 キャリアデザイン

「キャリアトランプ」を実施。前回から2週間経過したので、もう一度同じく「自分を知る」セッションを実施。

キャリアトランプで、自己認知が変化するため2週間経過すると自己理解が深まる。前回よりも一歩深い自己認知にたどり着く

また、捉え方を変化させる「リフレーミング」にチャレンジ。

 

5回目 キャリアデザイン

3回目のキャリアトランプ。自己理解を深めながら、「スキル」について把握していくセッションを実施。

その「スキル」をどの様に活かしていくかを考えていきました。

 

6回目 キャリアデザイン(最終セッション)

自己理解、スキルを把握し3年後・5年後・10年後の未来を描いていく。

未来を描くことで、今のスキルがどの様に活かされるか、将来必要なスキルは何かなどを把握していく。

将来がイメージできることで、今後の道筋が描きやすくなる。また、自分のスキルを把握し、そのスキルを使って未来を描いていくため、明るい未来を描きやすく「笑顔」や「自信」を取り戻すことに繋がる。

 

今回は合計6回(5,500円×6回=33000円)で期間は2ヶ月でした。

 

考えすぎたりしている場合は「心の疲労」を回復させながら次に進むことで、効果が見込めるため2ヶ月(6回)となりました。

 

 

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